頭の隅のこと
先日会食した際に久しぶりに話せたスタッフがいました。
2年程前にそのスタッフがいる施設をガーネットが運営することになり、
弊社に転籍してくれたスタッフです。
色々と話を聞いていると。
というよりやっと話せる場を持てたという感じで。
聞こえていない声が多く。
スタッフの悲鳴にも聞こえる言葉がちらほら。
「あぁ、転籍のときに僕が彼女たちに約束したこと守れてあげてない。」
自分は何をしてるんだと。
いつから忙しさと見逃すことをごっちゃにしてんねんと。
僕は営業ガンガンのタイプです。
でも経営者になり、まだまだ未熟ながらも
「経営者は時間の余裕をもつことが大事」
ということを感じてます。
それは、何かあったときにすぐ把握でき指示ができたり。
余裕がある中で見れる範囲が広がったり。
余裕を持つにはスタッフに任せることの大事さや勇気が必要だったり。
それでスタッフが育ったりと。
その余裕も段々と最近もてるようになった気がします。
その中で頭の隅にあったこの施設。
「どうなってるかな?」頭の隅にあったんですが、動けてなかった。
よく、経営者の先輩から「現場はでなくてもいいんだよ。」と教えられます。
まだ未熟な僕は「現場にでないこと」と「現場を知らないこと」を一緒にしていたのだと。
お客様や従業員の声がダイレクトに聞けるのはやはり「現場」だと思います。
「現場」にずっといると他が見れなかったり、なにかあったときにすぐ対応できなくなったり。
第三者の目線でみれなかったり。
だから「現場にでないこと」は必要だと思います。
でも現場のスタッフが「元気かな?」「何か困ってることないかな?」って知りたいのに、知る必要があるのに
現場に顔を出さないことって「現場を知らない」だけだと思います。
確かに、現場の意見を聞きすぎることもよくない。
例えば、飲食であれば当然スタッフは多い人数で働いている方が仕事は分散される。
でも、経営者目線からいうとFLが合わなくなる。
その調整は部署の管理者が行う。
僕が現場の声を聞きすぎるとかえって管理者が大変になる。
そのバランスを理解した上で
「ここは外しちゃだめだよ」
ってところはやっぱり僕自身も頭の隅にしっかりとある。
そこも見過ごすようでは全くダメですよね。
それは「聞きすぎること」と全然違う。
僕がスタッフに「お客様に対してもっとこうしてほしい」と思う以上に、
管理職に「もっとこう成長して考えて行動できるようにほしい」と思う以上に、
従業員は「社長にここ頼りたいんだ」という想いはあります。
頭の隅。
「あれそういえばどうなってるっけ?」
「あ、そういえば連絡しとかなきゃ」
ってときに限って、相手から連絡がきたりする。
それってどこかで繋がってる信号に近いと思います。
その微かな信号を受け取れるように、
「経営者は余裕をもって構える」
というのが大切なのかなと今回思いました。
ケーキ差仕入れ喜んでもらえたら嬉しいな。
やっぱり従業員が喜んでる顔を見れるのは経営者にとって幸せなことですね。
誕生日おめでとう!気づかせてくれてありがとう!